これから新築の戸建てもしくは中古住宅、マンションの購入を考えている人必見です。
マイホームをこれから購入予定だが後悔したくない
マイホームを購入したが後悔している場合
本記事の内容
新築を購入して暮らしていけるのだろうか・・・
マイホームを購入する際に気をつけなければいけないのが住宅ローンの存在です。
新築・中古住宅・マンションに限らず避けては通れないお金の問題です。
住宅ローンは無理なく組んで安全対策をとる
理想の家ができても数年後支払いが困難になり売却して、家を手放し、ローンの残債だけが残る・・・
なんて多くの方がいます。
たまーにチラシや不動産さんで「○○駅15分/築浅で3LDK美邸!」
みたことありませんか??
なぜ売りに出たのか理由は様々ありますが、その中には支払いが困難になり整理しなければいけないという理由もあります。
残念ながら、私が担当した過去のお客様で返済が厳しくマイホームを手放したケースがあります。
本ブログの読者の方にはそんなことにはなってもらいたくありません。(*´Д`)
そこで住宅ローンの借り方の概念をお伝えします。
誰でも借入上手になる!?その秘訣とは・・・
自己資金が100万円なので
3500万円(建物費用)-100万円(自己資金)=3400万円(住宅ローンで借入れ)
という計算ができます。
では3400万円を35年払いで固定10年間、金利0.7%で計算するとどうでしょうか?
※ボーナス支払いはなし
■計算シュミレーションは下記のURL
https://www.flat35.com/simulation/sim1.html
月々の支払いが約9.2万円になります。
年収500万円の方なのでなんとか借入れが可能額となります。
※年収の約6倍~7倍まで
※その他、勤め先や他のローンがあるかないか?過去に金融機関のブラックリストにのったかどうかでも審査が異なります。
現在住んでいるマンションの家賃が10万円なので月々にすると0.8万円も安くなる!
よし!いける!!
と思った人がほとんどでしょう・・・
僕もこれならまぁ大丈夫かな?と思いますが、まだ安心はできません。
本質的には今の住まいの家賃よりも無理なく借り入れすることがベターですが
可能なら家賃以下に抑えることがいいでしょう。
ローンは固定期間が過ぎると金利があがる
固定期間が10年・・・なんとなく知っているようでわからない・・・
という人のために簡単に説明すると、
金利は日本の情勢で変わります。
高度経済成長期やバブルの時代は金利がもの凄く高い時期もありました。
固定期間とはその名の通り、10年間の間金利が上がろうが、下がろうが変動しませんよ!という約束事です。
10年後11年目の時はどうなるか?わかりません。
しかし、ほとんどの場合は金利上昇の傾向があります。
11年目の所得はどうか?
未来のことはわかりませんが、上記の方は35歳なので10年後は45歳です。
サラリーマンであればリストラされている場合は少ないと思いますが、確約はありません。
金利が上昇しても無理のない返済計画をたてましょう!
金利を見比べてお得な住宅ローンはないか?あっちのほうが支払う金利が少なくて済むのではないか?と言われていますが、結論からすると35年後支払った後にしかわかりません。
ローン以外の諸経費を十分考慮しよう!
ローン以外に建物を購入する歳にかかる費用があります。
それが諸経費です。
諸経費とは火災保険料、地震保険料、住宅ローン諸経費、登記費用など建物を購入すると付随してくる費用になります。
ほとんどの場合、住宅ローンの費用に組み込むことが可能ですが、銀行によっては組み込むことができない場合があります。
自己資金で用意しないといけない場合や諸経費ローンという別のローンを用意しないといけない場合があるので注意してください。
確実に自己資金で用意しないといけない項目は
固定資産税
不動産取得税
になります。
また引越し費用や家具家電の費用も事前に家電量販店で見積もりしてもらうこともオススメです。
町内会費、自治会のお金もしっかりシュミレーションしよう!
町内会費や、自治会費などはおそらく
どこでも費用がかかるかと思います。
場所によっていくらかかるか変わるので事前に調べれるなら調べた方がいいでしょう。
担当者が優秀な営業マンでしたらそのあたりも調べていると思うので聞いてみましょう!
近隣住民とうまく付き合っていけるのだろうか
分譲地の場合だと新しい人の集まりなので新しい人間関係が始まります。
しかし、分譲地ではなく通常に販売されている土地の場合は昔からの人間関係があるので
「郷にはいれば郷にしたがえ」
です・・・
実際に僕も家を探している際に隣人が嫌で購入のキャンセルをしたことがあります。
理由は、隣人がヒステリックだったからです。
中古住宅だったのですが、内覧会の時に不動産屋さんが誤って隣人の土地を横切ってしまったからです。
その時に激怒して注意されました。
「この家はないな・・・」
と感じて購入のキャンセルをしました。
ここでのポイントは 近隣住民がどんな人が住んでいるか情報を入手する必要があります。
その場合も営業マンに
「どんな人が住んでいるか?」
聞いてもらうようお願いしましょう。
高いローンを組んで住むのですから極力不安材料は取り除いていきましょう
本当に理想とする家ができるか?
理想とする家はあなたにとってどんな建物でしょう。
自分たちが思い描いている素敵なデザイン?
間取りと広さが完璧な注文住宅?
当初の予算と見積もり費用が想定内に合致している?
例えば外装や内装デザインで悩まれている人
分譲住宅ではこのケースはほとんど悩むことはありませんが、
注文住宅の場合、一からすべてデザインを決めなければいけません。
無論、ハウスメーカーの設計士さんやデザイナーという人があなたの住まいの理想プランを作ってくれるでしょう。
しかし、中にはこだわりが強すぎて建てる前と建てた後ギャップに苦しむケースもあります。
例えば、家の外観デザインは極力四角いデザインで白を基調としてものとしたいな・・・
と考えている場合、その時にデメリットも必ず存在することも忘れずにしましょう。
デメリット:白い外壁は汚れが目立つ・・・
そう・・・誰でも思いつくことが実は落とし穴になっている場合があります。
白い外壁なのでその色を保とうとするとメンテンンス費が余計にかかってくるということです。
一般的に外壁の塗替えは約10年~15年程のスパンですが、白い外壁ですと、おそらく10年以内にしないと綺麗に保てない可能性があります。
どんな家の素材でもメリット・デメリットが存在しますので両方理解したうえで選べましょう。
あなたにとっての理想のデザインはなんでしょうか?そこの本質から脱線すると家づくりは苦痛でしかなく後悔する可能性が大いにありますので気をつけてください
予算オーバーの場合どうする?
方法は3パターンあります。
- 坪数を大幅に減らす
- 大手ハウスメーカーからお値打ちな工務店で再度打ち合わせ
- 中古住宅に変更、リフォームもしくはリノベーション
坪数を大幅に減少することで坪単価が安くなります。
■当初プラン
40坪×60万円(坪単価)=2400万円
■減少プラン(5坪小さくする畳の広さ約10畳)
35坪×60万円(坪単価)=2100万円
単純計算で300万円もコストダウンできます。
その分部屋は小さくなりますが・・・
友人の家に行って後悔したケースもある
これは友人の体験談ですが、思い描いている理想の住まいができたんです。
完璧な間取り、素敵なデザイン、しかし友人が僕の家をみ見て言った一言は
「これだけ中身が綺麗で水回りも新品、
断熱リフォームをされているなら中古住宅のリノベーションもありだった・・・」
そう・・・理想の住まいができたのがいいのですが、やや無理に住宅ローンを組んでしまったので家計は圧迫して日々の生活がやや苦しくなっている感じです。
理想の住まいが人生のゴールではありません。
豊かな人生を送るための一つの手段でしかありません。
日本人の傾向で「家の住まい=新築」でなけばいけないと考えている人が多いです。
詳しく知りたい方はこちらのブログへ
ですが、大事なのはそこに住む人が安心・安全・快適で暮すことが目的ではないでしょうか?
今一度、予算やローンで悩まれている方がいましたら、視野を広げて検討してみてください。
学区、転校問題や周辺環境の差(都会→田舎へ引越しの不安)
学区の問題
もしあなたのお子様がすでに小学校へ通っている場合、学区の問題があります。
学区内で理想とする土地や値段で購入できればいいのですが、なかなかうまくいきません。
分譲マンションを購入、中古マンションの購入検討、新築、中古戸建
さまざまな暮らし方の検討ができますが、新築もしくは中古戸建で検討されている場合はその学区エリア内で探すのは、よほど根気が必要です。
学区を変えると転校の問題もでてきますのでよく家族と話し合ってください。
ここで裏技ではありませんが、一つの探し方をお伝えします。
人気エリアや人気の学校周辺の土地は大手のハウスメーカーや不動産さんが牛耳っているケースもあります。もしあなたが理想とする住まいを探しているのであればここをポイントに集中して探すと見つかるケースもあります。
都会から田舎への引越し
子育てしていると子供のことで家づくりは大きく変わります。
都会から田舎暮らしにあこがれて移住するケースもありますが、思いのほか大変です。
僕自身、田舎出身のため田舎で苦労することを包み隠さずお話します。
田舎でも都会でもメリット、デメリットがあります。
中には田舎暮らしに憧れて移住はしたが、肌に全くあわず帰ってしまった
ということもありますのでよく考えてくださいね
購入したが後悔しかないその時どう対処するか
結論:あきらめてください。
建替える方法がありますか?過去に戻り白紙に戻すことはできますか?
しかし考え方を変えることができます。
その方法とは、あなたは少なからずマイホームを手に入れることができました。
人生においてこれほど高い買い物はおそらくもうないでしょう・・・
だからこそ後ろ向きになる必要性は全くありません。
少なくとも家が欲しい人よりもあなたは先に夢を叶えました。
デザインが気に入っていないのであれば数年もたてば慣れますし、数十年後リフォームを検討すればよいのです。
立地が悪い場合はだからこそお値打ちに購入でき、予算に収まったのではないでしょうか?
家は3回建てないとわかないといいますが、おそらく何回建てても100%の満足は恐らくないでしょう・・・。
僕も何百回、お客様の打ち合わせをしてきましたが、実際に自分の家を計画してみるとこうすればよかったな?なんて思う箇所もあります・・・。
問題はマイホームの後悔をしても何も特にもなりません。
あきらめて、前向きに意識を向けることがマイホームの後悔を軽減することだと僕は考えます。