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建築学生に向けて、貴方の夢はきっと叶えれるはずですよ!しかし市場は必ず確認しよう!

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建築学生の皆さん

こんにちは、貴方は将来どんな仕事に就きたいですか?

 

 

建築といっても数多くの種類があるかと思います。

1、建築意匠設計

2、構造設計

3、現場監督

4、営業マン

5、設備関係

6、商社関係

7、大工さん

まだ多くの職業の選択があるかと思いますが、あげるとこんな感じです。

建築の道は体力勝負!貴方は大丈夫?

大学で建築を学んでいる貴方なら経験済みかと思いますが、どの職業も夜遅い傾向にあります。

今はかなり楽になりましたが、前職の工務店時代は夜12時くらいは普通、だいたい2時とかが当たり前の時間でした。

俗にいうブラック企業です。ハウスメーカーの今でもおそくなりますが、そこまでは大丈夫です。

何が言いたいかというと、どの建築の道を進んでも、夜おそくなる可能性が大いにあります。

貴方にその覚悟があるのか?後悔しないようにしっかりと調べよう!

この覚悟がないと建築の道は難しいでしょう。無論全ての職業に該当する訳ではありませんが・・・。

前職での経験をお話しをさせて頂くと、後輩が入って、3か月で会社にこれない状況になってしまいました。長時間労働による鬱が原因でした。

学生さんと大きな違いは何か?それは責任感です。

学生時代は自分一人の力量で研究を進めていき、夜おそくともそこまで苦ではなかったはずです。

しかし、社会人となってからは、責任感が伴います。お客様の家を作る、お金をもらう。工期を守る。

これらが伴ってくるので、精神的にきます。

プライベートの時間はなかったよ、1週間で休みが1日取れれば天国!

週休完全二日制と求人表に書かれていても、実際の休みは1週間で1日取れれば天国でした。

ちなみに僕は最高で、1か月休みなく、睡眠時間平均は4.5時間を送っていた時があります。さすがに、このままでは倒れると思った時に休めたので、一日中起きずに寝ていたこともありました。

友人はゼネコンの現場監督をしていますが、半年間休みなく働いていたそうです。

本当にその道でいいのか?お金もしっかりと計算しよう!

僕自身、本当は設計士になりたかったんです。

しかし、意匠設計で食べていこうと思うと、僕にとって難易度がたかったのです。

その理由は・・・

1、大学院にでていない(行けるにはいけたが、学費が捻出できない)

2、頭がそこまでよくない&センスもよくない

3、設計事務所は激務&給料が安い

4、大手設計事務所はごくわずかのエリートしか入れない

 この道を断念したのが大学3年生の時でした。

設計事務所で食べていこうと思うと、相当な覚悟が必要です。

お金はたまらない、ぎりぎりの生活を覚悟しなければいけません。

(親元からかようならまだしも・・・)

本当に食べていこうと思うと、実力・努力・運の良さも兼ね備えておかなければいけません。

 時代背景をしっりと読みとろう!これができれば、就活の時に優位にたてます。

まず、時代背景を読み取ることが重要です。

1、今後の建築業界はどうなっていくのか?

2、新築よりもリフォーム業界のほうが安定している!?

3、少子高齢化社会でどのように建築はあるべきか?

 1、建築業界はジリジリと下降気味です。

人手不足、職人不足といわれる中で、今は人手が足りないので完全に売り手市場が現状です。優秀な学生を手に入れるためにも、企業は多額の求人宣伝費をかけています。

しかし、実際のデータはこれです。

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※国土交通省より

年々ですが、下降気味になっているのが分かるかと思います。

2020年の東京オリンピックも後の建設業界は冷え込むと予想されています。

 2、新築よりもリフォーム業界のほうが安定している!?

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※矢野経済研究所より

このデータをみてほぼ横ばい状態が続いています。なぜかというと、新築は若い人が購入のケースが多いですが、これからは人口減少していきます。

そのため、今の家を高品質にリフォームするほうが、新築よりもお金が抑えれるのが一つの要因として考えられます。

経済状況より株価の変動がないかぎり、6兆円の市場価値があります。

3、少子高齢化社会でどのように建築はあるべきか?

少子高齢化は歯止めがききません。それは2004年以降からどんどんと減少傾向にあります。

私が住んでいる市でも先月より15人が減りました。

その時建築はどうあるべきなのでしょうか?

強者しか生き残れないようになっている可能性もあれば、技術革新でほとんど市場が変わらないケースもでてくるかもしれません。

 

これは僕の勝手な推測ですが、技術革新によりこう読み取ります。

1、建設業のロボットが普及

2、AIによる人手不足解消

3、3Dプリンターにより、現場でさまざまな材料が精製、加工される。

 

実際に3番の3Dプリンターに限っては、アブダビで採用されて、わずかな工期で小さな家ですが、完成しております。

この技術革新により、人手不足で悩む建築業界は解決される可能性が大いにあります。

これは何も僕が適当に考えたことではなく、有名なソフトバンク会長の孫正義さんも言っていることです。

情報のビックバン、シンギュラリティ、あらゆる産業が再定義されると・・・

ですが、まだまだこの技術は黎明期ですので、すぐに普及するかどうかはわかりません。

 

貴方の夢はきっと叶えれるはずです!

前置きは長くなってしましましたが、このようにさまざまな角度から推測して、それでもやりたいことを目指せば後悔もすくないかもしれません。

建築家の安藤忠雄先生はインドに放浪しているときにガンジス川のほとりで生と死を両方考えたそうです。

人生というものは所詮どちらに転んでも大した違いはない。どうせ戦うのだ、戦うならいつかは負ける、そのときは自然に淘汰されよう・・・

という考え方もいらっしゃいます。

 

僕は下世話ですが、お金が欲しかった・・・だからハウスメーカーの営業マンを選びこの道に来てよかったと思えます。

 

貴方はどのように考えますか?それらを踏まえて学生時代を送って下さいね!

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